各人について。



まずは主役サファイア役の高橋。これはもう他の人では考えられないですね。主役としての存在感、その貫禄は凄いです。熱演過ぎてカーテンコールで素に戻って挨拶したときのギャップが凄い。吉澤からもその辺突っ込まれたり。


フランツ王子役の石川。これは準主役ですね。出番も見せ場も多いです。歌と演技もやはり相当稽古を積んだようで、普通に観れるレベルでした。獄中で歌う「あなたに会いたい」が切ないです。


大臣役の吉澤。この人も舞台向きなんじゃないかなと思いました。歌でもかなり圧倒されました。割と悪い役なんですが、あまりそう見えなかったり。かっこいいです。


大臣の息子役の久住。いつもヘラヘラしてる馬鹿息子。でも頭がいい。そんな役なんですが、いい味出してます。


ナイロン役の小川。大臣との絡みがほとんどなんですが、この人もいい味出してます。男役なんですが、妙に可愛く見えました。


魔女へケート役の藤本。もしかしたら出番は一番少ないかもしれません。でもそんなことを感じさせないくらい強烈なインパクトがあります。この人が出ると劇場の空気が一気に変わわる気がします。歌での演技という点では藤本と高橋が飛び抜けていると思います。


淑女役の新垣亀井道重田中。一言で言うと可愛すぎます。途中、三好と岡田も加わって6人で淑女をやるんですが、モテモテのサファイヤとフランツに激しく嫉妬です。
後半から新垣と亀井は騎士(ヌーボー、トルテュ)、道重と田中は大臣の息子の結婚相手を探すスカウト(リュー、リジィエ)、三好と岡田は牢番(ピエール、コリン)になります。


神様、王役の箙さんは流石と言ったところでしょうか。最初出てきて歌い出したときは圧倒されました。
王妃役のマルシアさんも貫禄十分です。




メンバーそれぞれの個性を出していくなんて言ってましたが、見事です。ちゃんと全員がどんな人間か、どんな個性を持っているのかをきちんと把握した上でそれを脚本に活かしてるんだと思います。辻、安倍、松浦が出るときにどのように変わるかも楽しみです。